この福音書は著者が主イエスの生涯について資料を集め、物語としてまとめたものである。この書によって明らかにされた神の救いの計画について学ぼう。
1.人の願い
まず、ひとりの老人が登場する。ザカリヤという祭司である。彼には一つの悩みがあった。子供がいないことである。彼は子供が与えられることを神に願い求めていた。ところが、天使が現れて彼に男の子が与えられることを告げた時、彼はそれを信じることができなかった。自分たち夫婦がすでに年老いていたからである。その不信仰のゆえに、天使は彼の口を利けないようにした。
私たちは、神の全能の力を現実のものとして信じているだろうか。
2.神の計画
神は、希望を失っていたこのひとりの老人を、御自身の偉大な計画のために選び、用いられた。ザカリヤ夫婦から生まれ出る子は、主イエスの宣教の備えをする人物である。彼はエリヤのように力ある預言者となり、多くの人々を主に立ち帰らせる。
私たちは、自分自身を取るに足りない小さな存在のように思うかもしれない。しかし、神が私たちひとり一人を選ばれたのである。神は、あなたを御計画の実現のために用いてくださる。
3.人の沈黙・神の御業
ザカリヤは沈黙した。そして、驚くべき神の御業を見た。妻エリサベツが身籠もったのである。彼女は主を讃え、感謝した。
神が主権をもって御業を進められる時、私たちは黙して従う他はない。主の御業が成る時、私たちも共に大きな喜びにあずかることができる。私たちが失望している時にも、主は確かな御計画をもって導いてくださる。主に信頼して、主の導きに従っていこう。
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